【初めての方向け】介護施設の種類と選びかた
今回は介護施設の種類と選び方をご紹介したいと思います。
この記事に訪問していただけたという事は恐らくご家族の方や介護に携わっている方が、ご両親やご利用者様の事を考えて、いい介護施設を探してあげたい・選んであげたいと思って検索されたのではないでしょうか?
介護施設にも色々な種類があるのでどこがいいのか悩んでしまわれる方も多いと思います。現在の対象者の方の状態によって選択肢が変わってくるので一番最初に入居を検討されるであろう介護施設の種類をご紹介し、そのあとに選び方をお伝えできればと思います。
この記事で解決できること
介護施設の種類(公的機関、民間運営施設)
・公的機関
①特別養護老人ホーム(特養)
基本的に要介護3以上が入居対象で、終身利用が可能
厚労省 介護医療院公式サイトより引用
②介護老人保健施設(老健)
一定期間リハビリを行い、リハビリを終えると自宅か別の施設に移らないといけない
厚労省 介護医療院公式サイトより引用
③介護医療院
長期の療養が必要な高齢者が入居対象で終身利用が可能
厚労省 介護医療院公式サイトより引用
④ケアハウス
低所得高齢者のための住まいで家族による援助を受けることが困難な人が対象
・民間企業運営施設
⑤住宅型有料老人ホーム
要支援1~要介護5まで介護度はバラバラで住民票を置くこともでき、終身利用も可能な所が多い。外部サービスで訪問介護やデイサービスと契約し利用可能。
⑥サービス付き高齢者向け住宅
要支援1~要介護5まで介護度はバラバラだが、比較的軽度な方が多く居室にはキッチンが付属している住宅もある。外部サービスで訪問介護やデイサービスと契約し利用可能。
自立度が高い方が多いため終身の利用ができない施設もある為注意が必要。
⑦介護付き有料老人ホーム
包括的にサービスを行う施設で施設内で介護やレクリエーションなどを行う為外部のデイサービスは利用不可。料金は定額制で介護度により料金が違う。
⑧グループホーム (認知症対応型共同生活介護施設)
\要支援2以上で施設と同じ自治体に住民票がある認知症の方が入居の対象 5~9人の少人数で共同生活を送る為、共同生活を送ることが難しい重度の認知症の方や寝たきりの方は入居できない可能性があります。
ざっくりわけるとこの8種類が入居を検討される施設になるのではないでしょうか?
①~④までは公的機関なので介護保険制度の中で料金が決まっており、所得などに応じて費用負担額も変わります。
⑤~⑧は民間企業の運営になる為費用はピンキリで月額10万円程度~30万円以上など運営会社によってバラバラです。
介護施設の選び方
上記の施設で何を基準に介護施設を決めるのかですが、
①要介護度 ②認知症の有無 ③医療行為は必要か ④外部のサービスを受けたいか ⑤予算はどの程度か
この中で多くの方が気にされる所が⑤の予算の部分だと思います。 もちろん決められた金額の中で毎月やりくりしていかなくてはならないので出来れば毎月の金額を抑えたいと思う方が大半だと思いますが、一番失敗が多いのもこの金額の部分になります。
介護施設選びで重要なポイント
僕から言えるのは
値段の安さで決めるな
です。
なぜなら、基本的に公的機関以外で月額料金が安い所はサービスの質も悪い所が多いです。 理由は簡単で料金が安い施設は介護職員の給与も低いからです。 基本的に優秀な介護職員は必然的にいい環境・いい給与の職場へ転職します。 中には低賃金でも働き続ける優秀な介護職員の方もおられますが、給与の低い施設は離職率も高くなりがちで職員の質が安定しないので結果的に介護やサービスの質が落ちてしまうのです。 特に10万円以下なんて格安な住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は要注意です。
基本的には家賃と管理費で8万円から10万円程度はしますので月額で10万円以下の施設がどれだけ安すぎるかおわかりいただけるのではないでしょうか?
民間の介護施設の利用料金には ①家賃②管理費③水道光熱費④食費⑤訪問介護やデイサービス等の介護保険サービス利用料⑥リネン代等が必要になります。
お住いの地域にもよりますが、通常料金であれば上記の①~⑥を合計して要介護2の方で月額15万円~18万円位になるのではないでしょうか? 介護度があがれば介護保険の利用料金も増えますので月額20万円以上になる場合もあります。
自立度が比較的高い方は15万円~20万円程度の予算の中で住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅をメインに探し、要介護度が高く、痰吸引や経管栄養等の医療行為が長期的に必要であれば公的機関も視野にいれてみる。認知症があればグループホームも視野に入れてみる。
時間があればなるべく色々な施設を見学してみるのがおすすめです。
介護施設の探し方 見学の方法
介護施設の探し方ですが、ネットで探す場合は「介護施設 検索」で検索すると大手介護施設の検索サイトが出てきますのでそちらから資料請求を行うか、「お住いの地域 老人ホーム 仲介」で調べると「○○老人ホーム紹介センター」のような仲介業者がいくつか出てきますのでそちらに連絡していただければ仲介業者が入居可能な施設を探してくれ、業者によっては見学の案内もしてくれます。
僕の働く施設でもこの仲介業者はよく利用させていただいています。 賃貸物件を探すときに不動産業者を利用しますよね? イメージはその感覚です。不動産業者は仲介手数料を取られますが、介護施設の仲介業者は施設から仲介業者に仲介料を支払う仕組みの為、ほとんどの仲介業者がご家族の方や入居予定の方に費用の請求はしないので安心してご利用いただけます。
仲介業者を上手に活用して施設の見学をし、見学の際には働く職員と入居者の方の様子を観察してください。
見学時のチェックポイント
①職員や施設の雰囲気は暗くないか?
②挨拶や接遇に問題はないか?
③入居している人に笑顔はあるか?
④職員の入居者への声掛けが高圧的、威圧的でないか?
上記の観察ポイントは入居後に自分の両親や入居予定の方が受ける対応になります。レクリエーションの有無やイベント行事の有無も大事ですが、日々のコミュニケーションが施設で生活していく上で一番重要になりますので施設見学の際はぜひ確認していただきたいポイントです。
他には外出が可能かどうか、併設や系列のデイサービス以外のデイサービスは利用できるか、看取りに対応しているかなど細かいチェックポイントはたくさんありますが、僕が現職で仲介業者、施設見学に来られる方とお話をしている限りでは上記のポイントが重要だと感じております。
①介護施設の種類は大まかにわけて8種類、その中で公的機関が4種類、民間企業運営が4種類
②介護施設を決める際に金額は重要だが、値段だけで決めない事!
③介護度が高く医療行為が必要であれば公的機関を検討、自立度が高くサービスをある程度自由に選択したいのであれば住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅を選択。
④資料請求は大手の介護施設検索サイトで、色々な施設見学をしてみたい方は仲介業者を活用しサポートを受ける。
以上の4点に気をつけて介護施設選びの参考にしていただければと思います。